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■国牛産和
黒毛和種・褐毛和種・日本短角種・無角和種など日本古来の品種。
■黒毛和種
現在、全国に広がる肉用種の主流で平均的に脂肪交雑(しもふり)、光沢、締まりなどが優れている。「三田牛」「神戸肉」「松坂牛」「近江牛」などもこれに当たる。
■褐毛和種
一般に赤牛と呼ばれ、熊本県を中心に静岡・宮城・秋田・北海道などに分布している。黒毛和牛に比較して劣る点があると考えられ肉市場での評価はあまり高くない。
■日本短角種
固定した品種として認められたのが1957年で和牛のなかでは一番若い品種。放牧に適しており、東北地方の放牧方式による肉牛生産に向く牛として生産地の愛好が強いが肉のきめが粗く肉市場の評価は低い。
■無角和種
もともとはアンガス種と和牛を交配したものだが、1944年和牛の品種と認められた。脂肪交雑(しもふり)や肉のきめが劣る点と枝肉が厚脂気味となることを理由に高評価が得られず衰退。
■和牛間交雑種
褐毛和種×黒毛和種など異品種和牛間をかけあわした牛。
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